お寺の建物には、本堂・庫裡・客殿がありますが、私どものお寺では、どの建物も老朽化が進み、大地震には耐えられないと言う、専門家の有り難くないご託言を頂いてしまいました。
そこで檀家さんの総会に図り建替を決議し、10年間の積み立てを始めました。
そして、どんな建物にすべきかの論議の中で、ある檀家さんが言いました。
”昔は「寺子屋」といって、子供は寺で読み・書きを習ったのもさ…”
”鍛錬道場的な現代版寺子屋にしてはどう…?”
またある人は…
”昔の家は人寄りの時を考えた構造だが最近は独立部屋で人寄せは出来ない。代わる施設が欲しいネ。”
そんな声がきっかけで、特にお寺に付き物の客殿(法要などの控え室)を、折角造るなら檀家さんや地域の人々に利用されやすく、喜んでもらえる形(多目的)にしては?と言う檀家さん達の熱い思いがついに形となり「銀杏ホール」が誕生しました。